婦人科

更年期治療について

ホルモン療法

この20年間様々な報告がありましたが、ホルモン療法の長所短所、副作用についてはほぼ一定の見解が見られます。
現在、当院ではメノエイドコンビパッチを勧めています。経皮的に吸収します。つまり腹部に貼るシールです。週2回交換です。その間は貼り続けます。子宮の有無に関わらず発がん性の心配はほぼありません。また心血管系に悪影響もなく、血管にはいい影響をもたらします。ただ、不正出血を起こしやすい場合があります。使用上の注意は処方時にご説明します。
また、パッチを貼ることにより皮膚が赤くなったり、かゆみが強く合わない場合はジェルタイプの腕に塗るものもあります。
もちろん、内服も使用できます。個人により治療法の選択を考えます。

漢方療法

様々な種類の漢方薬がありますが、その人に合う処方(東洋医学では証と呼ばれます)を個人個人で考えます。例えば、色白で肥満傾向があり膝が悪く汗をかきやすい場合には防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)を処方すると決めます。
ただ、人によっては効果が出るまで2~3か月かかる場合もあります。

自律神経、精神安定剤

不眠、イライラ、やる気がおきない等、いわゆる不定愁訴つまりいろいろな症状があり以前のような体の調子を取り戻したい場合は、様々な薬剤の中から対処を選択します。不眠に関しては現在、第3世代、第4世代の睡眠薬もあり、これらは副作用もかなり軽減されています。仕事をしている人、車の運転をしなければならない人は使用できない薬剤もあります。処方時ご相談いたします。

エクオール

大豆の成分のイソフラボンから生成されるエクオールは女性ホルモンと似たような構造で更年期に効果があると言われています。大豆を食べると腸内細菌によりイソフラボンからエクオールが作られます。ただ人によってはこの腸内細菌がなく、イソフラボンからエクオールを生成できない人もいます。生成できない人はかなり多く、その人たちは大豆を食べても恩恵を受けられません。このエクオールが製品として発売されました。何らかの理由で女性ホルモンや他の薬剤ができない、あるいはホルモン剤を使用したくない方には適していると思われます。当院では1本28日分4,100円(税込、自費)で処方しています。ご希望の方はお気軽にご相談ください。