
2回以上の流産または死産を経験された方には、不育症の原因を調べる検査をおすすめしています。
検査内容には保険診療で行えるものと、自費診療で行うものがあります。
子宮の形態を調べる検査
超音波検査
子宮卵管造影検査
子宮鏡検査
※必要に応じてMRI検査を他院で行う場合があります
染色体検査(採血)
夫婦それぞれの染色体の異常を調べます
内分泌検査(採血)
甲状腺機能検査などを行います
抗リン脂質抗体症候群の検査(採血)
凝固因子の検査(採血)
プロテインC
プロテインS
アンチトロンビンⅢ(ATⅢ)
第12因子
内分泌系の検査(採血)
糖尿病関連検査
抗TPO抗体
抗リン脂質抗体症候群の追加検査
ループスアンチコアグラント(LA)
抗ホスファチジルエタノールアミンIgG抗体
抗ホスファチジルエタノールアミンIgM抗体
凝固因子の追加検査
APTT
プロトロンビン抗体
ネオセルフ抗体
流産を繰り返し、抗リン脂質抗体症候群が疑われるにもかかわらず、従来の検査ではすべて陰性であった方の一部に、ネオセルフ抗体という自己抗体がみられることがわかってきました。この抗体が不育症の原因となっているケースが存在します。当院では以前からこの検査を導入していましたが、令和七年八月より先進医療として実施できるようになりました。
先進医療とは
保険診療と併用して受けることができる自費診療です。
全額自己負担の自費診療とは異なり、必要な保険診療部分は保険適用となり、先進医療に該当する検査や治療のみが自費となります。また、民間の医療保険に加入している方で、先進医療特約が付いている場合には、この検査の費用が保障の対象になることがあります。ただし、保障の有無や内容はご契約によって異なりますので、事前にご自身の保険会社へ確認してください。
不妊治療の際にすでに行っている検査と内容が重複する場合は、必要がなければ省略します。
ただし、過去に一度受けていても、再検査が望ましいと判断される場合には再度実施します。
流産または死産を2回以上経験された方には、助成金制度があります。条件がありますので詳しくは自治体のご案内も参照してください。
北海道の助成
1回の治療につき上限10万円まで
市町村の追加助成(2025年4月1日時点)
ただし、制度は変更になる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。
| 苫小牧市 | 一回につき5万円を追加助成 |
|---|---|
| 千歳市 | 一回につき5万円を追加助成 |
| 室蘭市 | 一回につき5万円を追加助成 |
| 白老町 | 一年度につき10万円、最長で5年間の助成 |
札幌市には北海道とは別に札幌市独自の不育症助成事業があります。この制度では北海道からの助成金は受けられず札幌市から最大10万円までの助成を受けることができます。そのため他の自治体のように北海道の不育症助成金に上乗せされる形ではありません。
