当院で使用している、不妊症に関する薬剤について説明をしています。
経口の排卵誘発剤です。 一般的にはクロミッド、セキソビット、セロフェン、フェミロンと言う商品名です。 内容は同一です。
経口の排卵誘発剤です。 まだ、日本では販売されていません。
しかし、当院では、厚生省の許可の下に輸入し、使用しています。 既に、多くの人がこの薬で妊娠出産しています。
注射の排卵誘発剤です。 妊娠率は良いのですが、従来の方法では、多胎や卵巣過剰刺激症候群を起こす危険性が 20%~40% ありました。 しかし、ブセレリン (GnRH) と言う点鼻薬、もしくは注射を使用し、本来の排卵を起こすホルモンを脳から引き出すことで、ほとんど副作用がなく使用できるようになりました。
経口薬、注射、膣座薬があります。 注射や膣座薬は、経口薬の10倍の効力があります。 症例・症状により適宜使用します。 膣座薬で外陰部がただれやすい人には、新型のアプリケーター付きの膣剤を使用します。
現在、遠方の方で、注射のために毎日通院することがなかなか大変な人に、自分で注射をすることを勧めています。 特に今まで問題なく、負担が軽くなったと評判です。 今後は、自宅が近くとも、仕事の関係や家庭の仕事で、通院することが大変な人や希望者には勧めていく予定です。
排卵障害が、男性ホルモンや糖の代謝異常によって起きている人に使用する薬剤です。
卵子の質や子宮内膜の質を良くし、老化を防ぐ働きのあるビタミンは、抗酸化ビタミンと呼ばれ、ビタミンB、C、E が、これにあたります。特に、ビタミンEは妊娠しやすく、流産を防ぐ働きがあり、当院では積極的に勧めています。 副作用がなく、妊娠中の服薬も問題ありません。
全身状態の不良な状態(例えば、疲れやすい、眠りが浅い、食欲がないなど)の場合は、これらの改善が妊娠しやすい状態を招きます。 また、40歳以上の人は、全身のケアのため、漢方が適している場合もあります。
当院で使用している、不妊症に関する薬剤について説明をしています。