女性医師(副院長)の診察を希望される方は電話での予約をお勧めしています。
女性医師の診察時間は通常以下のようになっています。
月曜日 9:00~12:00
火曜日 10:00~12:00 14:30~15:00
水曜日 9:00~12:00
木曜日 10:00~12:00 14:30~15:00
金曜日 女性医師による診察はありません
土曜日 9:00~12:00
第2、第4木曜日は午後の診察が15:00からになります。
また、出張等により不在の日もありますので当サイトのお知らせを確認していただくか、当院への連絡をお願いいたします。
連絡先 0144-38-3800
発熱、咳、鼻水等のかぜ症状がある方は診察前にお電話にて、連絡をお願い致します。
連絡先 0144-38-3800
来院時にはマスクの着用をお願い致します。お忘れの方は院内での購入もできます。
診察時にはナプキンの持参をお願いします。必要な方には院内での購入もできます。
ご協力をお願いします。
当院で帯状ほう疹のワクチンを開始しました。
電話にて予約をお願いします。
連絡先 0144ー38-3800
当院で風疹抗体価の検査と風疹ワクチンの接種を開始しました。
電話での予約をお願い致します。
連絡先 0144ー38-3800
風疹は妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに深刻な影響を及ぼす場合があります。まずは妊娠準備として検査をお勧めします。
過去に予防接種を受けていても年数が経つと免疫が低下する場合があります。また、風疹は感染症なのでパートナーの方や同居しているご家族も一緒に検査を受けるようにしましょう。
2025年7月26日(土)副院長は休診となります。
ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
Check
注意事項
新型コロナウイルスの感染が拡大してきているため、
治療中のご夫婦様(またはカップル様)以外の付き添い、お子様の通院は、感染予防の対策として一時的にお控え頂いております。
また状況が変わりましたらお知らせいたします。
慢性子宮内膜炎と妊娠率・出産率についての新しい論文が出ています。
当院で検査ご希望の方は、診察時にお気軽にお申し付け下さい。
検査のタイミングは、生理が終わった直後の、
目安として、生理7日目〜9日目(子宮内膜の増殖期)です。
2022年2月現在では、
保険適用の検査にはなっておらず、自費となっています。
子宮内膜の細胞を採取して、CD138陽性細胞を調べます。
陽性の数や、状況に応じて、
慢性子宮内膜炎の治療を検討します。
ご参考までに、
下記に慢性子宮内膜炎の最新の報告を掲載致します。
CD138と抗生剤の使用について
《Fertil Steril 2021年8月》
まず、顕微鏡を400倍で強拡大した、
1視野あたりにつき、
CD138陽性細胞 0個
CD138陽性細胞 1〜4個
CD138陽性細胞 5個以上
の3つのグループに分けます。
(単位は、" /HPF "です。)
☆ 0個のグループは抗生剤を使いません。
☆ 1〜4個のグループは、
更に、抗生剤を使ったグループと
抗生剤を使わない2つのグループに分けました。
この3グループは、
妊娠率・生児出産率には、
有意差はなかったとの事です。
次に、
1〜4個のグループと、
5個以上のグループを比べます。
☆まず、5個以上のグループで抗生剤を使い、
1回、もしくは、2回の抗生剤の使用で、
89%の人が4個以下となりました。
この元々5個以上のCD138陽性細胞があったけれど
4個以下になったグループは、
元々1〜4個のグループと、
妊娠率・出産率には、
有意差はなかったとの事です。
2回の抗生剤の使用でも、
CD138陽性細胞が4個以下にならなかった状態を、
「持続性慢性子宮内膜炎」としました。
※CD138陽性細胞が5個以上での変動、
例えば、抗生剤を2回使って、
20個から10個になったとしても、持続性慢性子宮内膜炎とします。
この持続性慢性子宮内膜炎のグループは、
妊娠率・出産率は、
有意差を持って低くなったとの事です。
4個以下/HPFならば、まず胚移植を優先する。
慢性子宮内膜炎には、抗生剤が有用であった。
引用元:国際医療技術研究所 IMT College
※掲載許可を頂いております。
Impact of oral antibiotic treatment for chronic endometritis on pregnancy outcomes in the following frozen-thawed embryo transfer cycles of infertile women: a cohort study of 640 embryo transfer cycles Yujing Xiong, Qi Chen, Chunxiao Chen, Jinfeng Tan, Zengyan Wang, Fang Gu, Yanwen Xu Fertil Steril. 2021 Aug;116(2):413-421
近年、再生医療として注目されているPRP療法の、
応用技術である「PFC-FD」を卵巣に注入する治療を始めました。
(PFC-FDの卵巣内投与)
そこで、今回は、PFC-FDとはどんな治療か、
PRP療法との違いは何かご説明します。
実は、PRP療法はとても幅が広く、
技術や治療内容には様々なものが存在します。
自分の血液から成長因子だけを取り除いて濃縮したものがPFC-FDです。
また、保存も効きます。(約6ヶ月)
一方、PRP療法は、
自分の血液を採取してそのまますぐ患部に注入します。
PRP療法は、成長因子以外も含まれます。
当院は、PRP療法を応用した技術である、
『PFC–FD』を卵巣に注入することで、
成長因子が卵巣を刺激して、
原始卵胞を育てる目的の治療を取り入れ、
開始しています。
ご希望の方は、診察の時にお気軽にお申し付けくださいませ。
卵巣の中で原始卵胞は卵胞へ育ち、
卵胞の中でも成熟して受精可能になった卵子をMⅡ卵と言います。
MⅡ卵のみが受精可能であり、
その後受精卵として発育して子宮内膜に着床します。
体外受精・顕微授精で採卵されるのは卵胞であり、
卵胞の中に包まれている卵子がMⅡ卵であると良いのですね。
そのため、原始卵胞を増やし、育てる事が重要となります。
受精可能な卵子のことをMⅡ卵と言います。
GV卵や、MⅡ卵は未熟卵と呼ばれ、受精は出来ません。
受精可能なMⅡ卵が確保できると、
妊娠・出産に繋がるわけですが、
MⅡ卵(卵胞)の大元は、原始卵胞です。
*卵胞とは:卵子を包んでいる袋のこと。
基本的に、当院の場合は、
ご希望の方はどなたでも治療する事が可能です。
特におすすめする方
・44歳以上
・AMHが低い・低反応の方
(ボローニアのクライテリア)
・早発閉経の方
以下の1〜3のうち、
2項目以上を満たす場合に、
ボローニアのクライテリアに当てはまります。
1、PORリスク因子がない。
PORリスク因子とは:卵巣の手術をした事がある場合や、
抗がん剤治療をした事のある場合、
ターナー症候群などの染色体異常の病気を持つ場合など
2、クロミッドやHMGなどの排卵誘発剤を使って、
採卵数を増やそうとしても、3個未満の採卵数となる。
3、AMHが0.5pg/ml 未満、
または、
生理1日目〜3日目に卵巣をエコー検査で見た時に、
胞状卵胞(小さい卵胞)が5〜7個未満である。
血液を採取します。
(血液検査と同じように採ります。)
血液から成長因子のみを取り除き、不要な物質は排除します。
この工程に約3週間かかります。
採卵周期など個人の治療のスケジュールに合わせて、
卵巣内に投与・注入します。
ネオセルフ抗体とは
神戸大学と大阪大学の共同研究によって発見された、
新しい自己抗体『ネオセルフ抗体』が、
不育症患者様に高頻度に検出される事を、
世界で初めて証明しました。
一部引用します。
” 日本では不育症患者が数十~100万人いると考えられており、
” 不育症の女性227人についてネオ・セルフ抗体を測定したところ、
52人(23%)の患者で陽性となりました。
日常的に行われている不育症の原因を調べるための検査を行っても
原因が分からない不育症女性は過半数の121人を占めましたが、
そのうち24人(20%)でネオセルフ抗体のみが陽性という結果でした(図1)。
↓(図1 円グラフ)
特に抗リン脂質抗体検査が陰性となった女性のうち、
ネオセルフ抗体が陽性となった人が、多くいました(図2)。
↓(図2 イラスト)
文章・画像引用元
https://www.hulaimmune.com/contact/img/product_flyer.pdf
2020 Arthritis & Rheumatology
検査方法
ネオセルフ抗体は、
血液検査で測定可能です・
生理周期とは関係なく、
いつ測定しても大丈夫です。
現在では、自費の検査となります。
また、比較的新しい検査のため、
まだ行っている施設が限られます。
今後もっと検査ができる病院が増えている事が予想されます。
当院でもすでに複数名、陽性となっています。
特に、原因不明の流産を繰り返す方には、
ネオセルフ抗体の検査を受ける事をおすすめします。
治療について
具体的な治療方法は、
低用量アスピリン+ヘパリンです。
妊娠判定が陽性になった当日から、
低用量アスピリン+ヘパリンの使用を開始します。
治療方法は基本的に、
抗リン脂質抗体症候群の治療に準じた内容となっています。